2009年02月15日

樹木も野鳥も大移動


アメリカの森林局が「樹木が移動」、同じアメリカの自然保護団体が「野鳥の越冬地が北へ移動」と発表しています。
共通点は樹木・野鳥の生息域が北に向かって移動していること、原因は地球温暖化の可能性が高いとしていること。加えてコンピュータによるシミュレーションではなく、現地に赴いて調査を行っていること。

<樹木が移動>
アメリカ東部30州の主要な40種の樹木について、若木と成木の分布を調査して、樹木の分布が北側へ移動していることが確認されています。その移動速度は1世紀あたり100kmの種類も。
「これは、広範囲に分布するさまざまな樹木を対象として森の移動を立証しようとした初めての本格的な取り組みである。このデータから、気候変動の注目すべき証拠を見て取ることができる」と研究者の間では評価されています。
樹木は自分では移動しません。種子を運ぶ野生動物が北上しているのです。

<野鳥も北上>
1966年以来、毎年クリスマス前後に数万人の愛鳥家が観察した記録を基に、305種の野鳥の越冬地を分析。北米に生息する野鳥の越冬地が、過去40年間で平均56キロも北上したとする報告書を発表しています。
野鳥の生息域の変更は珍しいものではありませんが、100マイル(約161キロ)を超える移動も60種以上に上ることから、生態系の異変を感じさせます。

<渡り鳥はどこへ行く>
世界的に、繁殖地に戻る渡り鳥の数は毎年減り続けていることが、さまざまな報告書から読み取ることができます。原因は、農薬による中毒、農業による生息地の消失、繁殖地域の開発など、人間活動が大きく影響しています。

大昔、ヤクザ映画に「渡り鳥どこへ行く」というタイトルがありませんでした?
渡り鳥をヤクザにするわけにいきませんから、渡り鳥を高級官僚にして「渡って」もらいましょう
じゃ、高級官僚はどこへ行く?
答えは「北のシベリア

タグ :渡り鳥野鳥

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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) 環境
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