2009年04月20日

本当に大阪は食い倒れか?


京の着倒れ、大阪の食い倒れといいますね。食い倒れのシンボルは廃業した道頓堀の「くいだおれ太郎・次郎」。

きつねうどん、お好み焼き・たこ焼き等「こなもん」、串かつ、大阪寿司、ホルモン焼きが代表選手。ランチは早い・安い・うまい三拍子が揃っており、京都や滋賀と比べて昼飯は圧勝。
しかし、通算5年くらい大阪で生活しましたが、これといった大阪名物に出会った経験がない。
本当に大阪が食い倒れの街なのか考えてみます。

<大阪発の名店>
大阪と言えば、オムライスの「北極星」、おでんの「たこ梅」、しゃぶしゃぶ発祥の店「スエヒロ」。和食と言えば京都と思われがちですが、大阪の和食のレベルは非常に高く、店の数も京都以上にたくさんありますよね。

しかし、大阪は立ち飲み天国(本当に立って飲む店もありますが、椅子くらいはあります)特に、新梅田食堂街の立ち飲みは、店がたくさんあって酒の肴は豊富、なんと言っても安く、店の名前は無名でも常連さんがついている。大阪の名店はこんなところ。

<庶民の合理性>
【かやくご飯】
ご存知のとおり加薬(かやく)ご飯は揚げ、にんじん、季節のたけのこ、こんにゃくなどさまざまな材料を細かく切って、ダシとともに炊き上げたもの。おかずなしに、そのままでも食べられますし、栄養バランスもよい。

【船場汁】
塩さばを焼き、身はそのまま食べて、あらの部分と大根やしいたけ等の野菜で作るお澄まし。名前の通り、大阪商人の合理性が一番現れている料理と思っています。
家ではオバマさん(産)塩さばの身をほぐし、残った骨の部分でダシを取ります。

<食い倒れの本当の意味は>大阪は高級な食材を使い、高度な技法で料理するために高価になって経済的に破綻するのではない。京都の着物のようにお金を使い果たし倒産するのではなく、食べ過ぎてお腹を壊して倒れるのが正しいような気がします。

「うどんの中に「お好み焼き」が入ったもの食べたことある?お好み焼きの明石焼きバージョン
そんなものアルカイダ。しらんけど」



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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) 京都
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