2009年10月08日
備えあれば憂いなし
<滋賀の地震発生確率>
地震調査研究推進本部(文部科学省研究開発局地震・防災研究課)から8月27日に、琵琶湖西岸断層帯での地震発生確率の一部見直しが公表されました。断層帯を南北別に分析し、今後30年以内の発生確率を北部で最小1%、最大3%と国内の活断層帯で高いグループに位置づけられました。南部ではほぼ0%とされましたが、並走する三方・花折断層帯との関係が詳しく分かっておらず、「引き続き注意が必要なことに変わりはない」とされています。
断層帯北部は滋賀県高島市・旧マキノ町から旧高島町にわたる23キロ。平均で1000年から2800年間隔で活動した可能性があるが、最近の活動時期があいまいで、活動の経過年月を考慮しない手法で発生確率が計算されました。地震の規模はマグニチュード7・1程度と推定され断層西側が東側に対し2~5メートル隆起するとみられています。
一方、旧高島町から大津市にかけて38キロ延びる南部の断層帯は、琵琶湖大橋付近での地層調査や史料から、宇治橋が倒壊するなど京都や滋賀で大きな被害を与えた1185年の地震が最新の活動時期の可能性が高いことが判明。平均活動間隔4500~6000年で試算すると確率はほぼゼロとなります。
滋賀県北西部出身で、将来的には故郷に帰ろうかと考えている私としては、結構気になる報告内容であり、少々心配でもあります。
しかし、様々な研究や調査が行われている今日においても、地震ばかりはいつ起こるかわかりません。自分が生きている間に起こらないかもしれないし、明日起こるかもわかりません。できることは、有事に備えての防災対策です。皆さんは、非常食など防災道具の準備や、建物の耐震化など対策はされているでしょうか?
かくいう私は全く何もしていません(^^;)。まずは防災グッズから準備しようかな・・・
【琵琶湖西岸断層帯】 滋賀県高島市・旧マキノ町の知内断層から大津市の膳所断層にかけて計9つの断層で構成される。全長59キロ。比叡山・比良山系の東側をほぼ南北に並んでいる。
上下水道課:西江州の人
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西日本技術の環境調査員
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07:28
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