2009年12月09日
ファインディングニモ
今回は魚!
先日家族サービスで石垣島に行ってきました。
といっても場所は私の趣味でチョイス!?
うちのチビ助2人を連れてなので、あまり趣味には走れないのが残念ですが。
なので、写真は干潮時の水深1m程度で撮影したもの、タンク無し。
映画ファインディングニモのモデルにもなったカクレクマノミですね。
縄張り意識が強く、この際も猛突進してきました。
動画で可愛い姿を見せられないのが残念ですが、アップを試みたもののうまくいかずに断念です。
本種はその派手な色彩とユーモラスな動きから、クマノミの中でも最も人気のある種の一つ。イソギンチャクの刺胞触手を利用し、隠れ家として共生することで有名で、英名(False Clown Anemonfish)を見ると、Anemon=イソギンチャク、Clown=道化師と名が体を現しています。
このように愛らしい姿から、映画のように連れ去られることも多く、個体数の減少が著しいとか(泣)。最近は増殖事業も行なわれているようですが。
ところで、本種は性転換します。生活している集団の中で一番大きいのがメスに、次に大きいのがオスになり、この2尾がカップルになると。
で、他の個体はどちらにもならずに繁殖行動をしませんが、メスが死んでしまった場合は、メスの次に大きいオスが再び性転換!メスになって、その次に大きいメスでもオスでもなかった個体がオスに昇格すると。
写真にも小さなオスらしき個体が写ってます(控えめすぎて認識できないかも)。
ちなみに、淡水でもギンブナといったメスしかいない魚もいますね(他の魚の精子で発生が誘発されます)。
生き物は不思議がいっぱい。
さておき、カクレクマノミは本当に一生懸命子供を守ります。
昨今の社会情勢をみていると、人間社会・喧騒にややウンザリ。
このような野生生物の姿を観察していると、再確認させられる事は多いです。
環境調査課:本家 環境調査員
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西日本技術の環境調査員
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07:28
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環境