2009年12月29日
環境と循環
〈我々は宇宙人と出会えるか?〉
第1問
さて、皆さんはUFOや宇宙人を信じていますか?
私は、信じます。しかし、出会うことは限りなく困難だそうです。
このUFOや宇宙人に関する解答として、興味深いものがあります。
それは、宇宙学者ホーキング博士の東京講演で次のような質疑がありました。
質問: この宇宙全体に、地球のような文明を持った星が幾つほどあるのでしょうか。
回答: 200万ほど。
質問: ならば、なぜ我々は実際にそうした星からの来訪者としての宇宙人や宇宙船を見ることがないのでしょうか。
回答: 地球のような高度の文明を造り出した星は、そのせいで循環が狂ってしまい極めて不安定な状況をきたし、宇宙全体の時間からすればほとんど瞬間の速度で自滅するからだ。
質問: 瞬間に近い時間とは、地球の時間にしてどれほどの時間ですか。
回答: 100年ほど。
〈循環が狂う〉
第2問
では、循環が狂うとは、どのようなことでしょうか?
そもそも「循環」とは、何を指すのでしょうか?
「循環型社会形成推進基本法」という法律があります。
この法律では、「循環型社会」を
1.製品が廃棄物となることを抑制[Reduce]
2.製品が循環資源となった場合、適正(循環的)に利用[Reuse & Recycle]
3.循環的な利用ができない廃棄物は、適正な処分を確保[Thermal Recovery & Disposal]
することで、天然資源の消費を抑制して環境への負荷を低くする社会としています。
すなわち、天然資源の採取→製品化→消費→廃棄の一方通行の流れを少しでも弱め、還流に導こうとするものです。
しかし市場原理万能の現在、多量生産によるコストダウンで市場占有率を上げることを基本とする社会システムである限り、そもそもReduceそのものが難しいです。
では、第2問の「循環が狂う」とはどのようなことなのでしょう。
「生産から消費に至る仕組みが巨大化したのに伴い、人々が循環を認識できなくなっている。また、従来循環のうちに備わっていた浄化能力を質的にも量的にも超える廃棄が行われるようになり、循環の健全さが失われ、あるいは循環それ自体が失われるようになった。」
―社団法人農業土木学会の農業土木のビジョン「新たな<水土の知>の定礎に向けて」からの引用―
私たちの在り方を根本的に変革する新たな文化の形成に向けて、価値観の抜本的な転換が求められています。
環境分析部 T.Y
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西日本技術の環境調査員
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08:28
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