2010年01月02日
ワインディング ロード
<途中越え>
「アイ」ちゃんと、京都にドライブに出かけました。
花背を目指して途中越えで、大原~岩倉~鞍馬のルートで行ったのですが、花背峠が凍結していたため引き返して鞍馬で小休止。
<花背~鞍馬>
花背は浮世(京の都)から遠く離れた場所として「離世」と詠まれることもあったとか。
鞍馬寺も、源義経が幼年期を過ごし、また源氏物語では、光源氏が紫の上と出会った場所とされており、1000年前は、彼の地も現世とは隔絶された場所だったのかと当時が偲ばれます。
花背と鞍馬の途中に水道施設があったので、車を止めてちょっと観察。
水道に携わる仕事をしていなかったら、気にも留めていなかったでしょう。
景観に配慮された外観と色合いの浄水場(鞍馬・貴船簡易水道)です。
鞍馬寺から貴船口まで下って、今度は貴船神社を目指して北上しました。
<貴船>
貴船といえば、夏の川床が有名で、冬場は閑散としているかと思ったのですが、意外とカップルや女性だけのグループがいるのです。
知らなかったのですが、貴船神社は<縁結びの神様>として有名なのです。
冬の貴船川
~縁結びの由来~
オオクニヌシの「国譲り」のあと、アマテラスの孫のニニギが地上に降りて治めました。
ニニギはコノハナサクヤヒメという美しい娘を見初めたのですが、彼女の父のオオヤマツミは、姉のイワナガヒメも一緒に嫁がせることとしました。ところが、姉は妹ほど美しくなかったので、ニニギはイワナガヒメを実家に帰してしまいました。
そのことを恥じたイワナガヒメは、この地に留まって「人々に良縁を授けよう」と仰ったとか。
余談ですが、花の女神であるコノハナサクヤヒメは美しいものの、おかげで子孫(天皇たち)の寿命が花のように短くなりました。もしも、石の女神であるイワナガヒメも一緒に妻にしていれば、その子孫たちの寿命は石のように永遠に続くはずだったのです。
姉妹を二人とも奥さんにするところは、旧約聖書でヤコブが伯父さんに騙されて、姉のレア(あまり美人じゃない)と妹のラケル(美人)を娶る話と少し似ている気がします。
<相生の杉>
奥宮に向かう参道の手前には、相生の杉~相老に通じ、夫婦ともに長生きを表している~樹齢1000年の同じ根から生じた二本の杉があります。
<帰りは山中越えで滋賀の地へ>
軽自動車の「アイ」での山中越えは、上りは原付みたいに「ビーッ」、下りはジェットコースター(ブレーキの壊れた自転車)かと思ったのですが、なかなかどうして、スムーズに走ります。
峠を攻めるなんてことは、到底無理なので、ビートルズのThe Long And Winding roadのリズムで、ラインを綺麗にトレースすることを楽しみました。
ワインディングロードの意味は曲がりくねった道(人生そのもの)なのに、最近まで、夕日でワインカラー(黄昏色)に染まった峠道だと勝手に思い込んでいたオジサンなのでした。
施設管理課: チョイ軽オヤジ
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
08:28
│Comments(
1
) │
観光
この記事へのコメント
まいど。
早速見せてもらいました。
面白いねー。定期購読させて頂きますので、面白い事、役に立つ事、いっぱい書いて下さい!
週に一度、こんな文章を書かなくてはいけない機会があると、すごく脳への刺激になりそうでいいなぁ(ポイントは「書かなくてはいなけい」というところ)。
昔、一緒に仕事をしていたレイチェルというイギリス人女性が「私の名前は旧約聖書から取らたの」と言ってたのを思い出しました。美人の妹の名前だったのね。確かにとっても美人でしたが。
ブログにコメントするのは初めてなので、要領がわかりませんが(本名を書いていいのかetc.)、とりあえず、書きこんでみます。
早速見せてもらいました。
面白いねー。定期購読させて頂きますので、面白い事、役に立つ事、いっぱい書いて下さい!
週に一度、こんな文章を書かなくてはいけない機会があると、すごく脳への刺激になりそうでいいなぁ(ポイントは「書かなくてはいなけい」というところ)。
昔、一緒に仕事をしていたレイチェルというイギリス人女性が「私の名前は旧約聖書から取らたの」と言ってたのを思い出しました。美人の妹の名前だったのね。確かにとっても美人でしたが。
ブログにコメントするのは初めてなので、要領がわかりませんが(本名を書いていいのかetc.)、とりあえず、書きこんでみます。
Posted by 小田切昭子 at 2010年01月04日 20:22