2010年05月14日
もみじ饅頭発祥の地へ
先週のみどりの日に知人の結婚式に招待され広島県まで行ってきました。折角なので広島初上陸を満喫すべく、前泊して観光してきました。
広島と言えば、なんといってもお土産の代表格「もみじ饅頭」ではないでしょうか。
そこで、もみじ饅頭発祥のルーツを探ってきました。
<高津堂>
ある日、伊藤博文が宮島紅葉谷に訪れた際、ある茶店で可愛い娘がお茶を差出した手を見て「このもみじのように可愛い手を食べてみたい」と冗談を言いました。これを聞いた「岩惣」という旅館の女将が当時菓子職人であった「高津常助」に、もみじを形どった饅頭作りの依頼をしました。明治43年もみじ饅頭の完成を受け菓子店「高津堂」が開店、「岩惣」とともにもみじ饅頭の販売を行っていきました。その年商標登録「紅葉形焼饅頭」を獲得し、その包みには「元祖もみじ饅頭」と書かれていたそうです。
<もみじ形>
よくお土産で目にする形は丸みを帯びたもみじ形ではないでしょうか。私もそういう認識でいましたが、元祖は一変してよりもみじの形を忠実に再現したものとなっています。(写真の通り)
気になるお味ですが、皮はもちもちしており、中の餡は甘すぎずついつい2つ目に手を伸ばしてしまいそうなほど後味がさっぱりしていてお上品でした。
<元祖>
宮島付近を散策しているとあちこちにもみじ饅頭店があり、看板に元祖と書かれている店もちらほらありました。諸説色々あるのかもしれませんが、本当に美味しかったので、個人的には高津堂のこの謂れを元祖と信じたいと思います。
そんなこんなでこの可愛いおててを食しながら広島の町を満喫してきました。
技術部 : 滋賀の浜っ子
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
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