2010年09月19日
今年の秋の『変』
先日、猛暑の中で田圃の稲刈り手伝いをしました。
ここ数年田植えと稲刈りには進んで出かけています。
田圃はカエルや昆虫の宝庫です。
そして稲刈りの後に飛び交うアキアカネの姿を見ると日本の四季を感じもうたまりません。
そして何といっても普段の運動不足の解消にはうってつけの作業です。
心地よい疲労感がたまりません。
今回収穫したのはブランドの「こしひかり」で、その隣には「きぬひかり」と「日本晴れ」が刈り取りを待っています。
稲刈り作業と言えば里山の段々畑をイメージしますが、場所は大津市内で、しかも周囲にはマンションや新興住宅地が立ち並ぶど真ん中。今話題のサルや鹿、猪の被害には全く無縁の田圃です。
今年の稲刈りは気温が36度の猛暑の中での作業で、体力の消耗は想像以上でした。(歳のせい?)その稲刈りで過去には経験しなかった今年の秋の『変』がいくつか挙げられます。
その一 稲穂を食べるスズメの姿がほとんど無かったこと。
その二 毎年大量発生のイナゴの姿が少なくて殿様バッタが目に付いたこと。
その三 稲刈りの後、虫を餌にする白鷺の姿が一羽もいなかったこと。
その三の白鷺はここ数年の傾向で、小魚やカエルを餌にする水鳥である白鷺がイナゴやバッタを餌にするようになったこと自体不思議な現象と感じていましたが、今年は琵琶湖の鮎が大量に育ち、白鷺が本来食用にする小魚が豊富のため田圃に姿をみせないのかなぁと勝手に想像する始末です。
その白鷺に代わって今年は野生のキジバトがミレーの『落穂ひろい』よろしくこぼれた稲穂をしきりについばむ姿が印象的でした。
今年の猛暑といい、今年の秋の『変』といい少し気になるところです。
総務部 日曜レギュラーおじさん
Posted by
西日本技術の環境調査員
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07:28
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環境