2010年12月05日
『富有柿』
和歌山の社長さんから和歌山特産の『富有柿』を送っていただきました。
果肉が柔らかく肉厚で甘さは抜群です。その色といい形といい日本一にふさわしい『富有柿』です。
一個の重さを量ってみるとなんと350gもあります。
普通の『富有柿』の重さは200g前後ですからその大きさが想像できると思います。
昔から「柿が赤くなると、医者が青くなる」のたとえどおり、この柿は滋養豊富で今の時期に食することは健康に非常に良い食べ物とされています。
九州の片田舎育ちの私にとって柿のイメージは毎年決まって初秋に開催される地域の運動会にさかのぼります。
グランドの周りには地域ごとのテントが張り巡らされ、校庭のあちこちに出店が並び、お菓子に混じって季節の果物類も顔を揃えていました。代表的なサトウキビ、まだ青い温州みかん、梨、そして青みが少し残った柿でした。とりわけ柿は黒ゴマの入った硬い小さな柿でしたがその甘みは幼いながら感動したものでした。
時は移ろい関西は柿の名産地と知りました。柿の種類は1,000種類といわれ味も形も様々ですが、とりわけ『富有柿』はその姿形は勿論、艶といい甘みといい柿の王道の感がします。この柿に出会って私はますます柿が好きになりました。
先日秋晴れの休日「柿狩り」をしました。妻の実家の玄関先にたわわに実った柿をとりました。品種は『早生の伊豆甘柿』のようですが正確には判りません。
「柿狩り」の前にカラスが一羽美味しそうに柿を食べていたので追っ払いました。この柿は黒ゴマが少し入りゴマの無いものは少し渋いのもありますが干し柿にすれば渋みはすぐ抜けます。
また、実家の裏の畑には立派な富有柿の木もあります。柿色が目にも鮮やかですが、霜が降りるころが食べ頃ですので収穫は次回持越しとなりました。
柿にまつわる事といえば幼いころには正岡子規が詠んだ「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」の句の良さが理解できませんでしたが、奈良に足を延ばし真っ赤に熟れた柿を手にし、その句の良さが判る年齢になりました。
総務部 日曜レギュラーおじさん
Posted by
西日本技術の環境調査員
at
07:28
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