2011年05月04日

【地震と津波】

今回は衝撃が大きすぎた。

3.11の出来事は、あれから1月半経った今でも、被災者でない自分にとっても激しく動揺し、目の前のことに集中できない日々が続いており、次々と起こる事態に深く考えらさせられる毎日です。

その中から、地震直後の自分自身のあり様について勝手に振り返ってみた。


地震発生時、会社で珍しく集中していた私はフワフワと揺れる机とフロアの中にいた。

何十秒間でしょうか、長い周期で上下に大きなその揺れは船上にいるような初めての感覚だった。

「これはでかい!」。ここには長周期しか伝わってきてないこの揺れは、かなり遠方でとんでもない地震が起こったかなと思ってワンセグを開くと東北沖だった。

と同時に「津波の警戒を」とアナウンスが繰り返されていてその高さは「3メートル」、高いところで「6メートル」とあったと思う。

 その後もワンセグにくぎ付けの私は、数分後の津波第一波「60センチ」あるいは「40センチ」との報道を耳にした。

しかしその瞬間、私はワンセグを閉じてしまった。

明らかに「○○センチ」に油断した。

とんでもない津波は30分くらい後にやってきていた。

もし現地にいたら、私はどうなっていただろうか。

海岸立地や防災アナウンス、周囲の方の避難意識などに触発されて避難を続けていたかもしれないが、防潮堤の存在や低層避難所への退避、海岸から奥地だから大丈夫などと油断していた可能性は十分あった。

また、ラジオを聞かずに車を運転していた可能性もある。
 

その後見た映像は、ご承知のとおり。ただただ打ちのめされた。

ハード面での防災整備が高まる中において、ソフト面の油断が生じて反比例してしまえば元もこうもない。

しかし、万人が何十年も高い防災意識を持ち続けることは難しいようにも思う。

何が正解かは正直わからないけれど、前を向いていきたい。



                                                環境技術課 マローン

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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) 環境
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