2011年08月29日
アナグマ騒動
6月下旬の夜半、会合から帰ってきた家内が裏口で、「キャー !!」。
いったい何だと網戸を開けると、「変な動物が立って向かってきた!! 怖かった!!」と興奮気味である。すぐにライトを持ってきて指差す方を照らすと、一匹がはっきりと現れた。
「ハクビシン? いやいやアナグマか?」すぐに、ネット検索した結果「アナグマ」であった。それ以降、我が家の床下換気口の網が破られ、アナグマ一家の棲家となってしまった(こんなことは今までなかった)。
彼らは夜行性であり、眠っているはずの昼間に「キュン、キュン」と鳴いたり、「ボコッ、ボコッ」と床下材に体当たりしたり、「ガリガリ」とどこかを引っかいたりで、結構騒がしい時がある。
「こりゃ参ったな」と閉口して、役所に相談したら、「作物等の被害がないと駆除は難しいのですが」と言われたが、半月後には町内会の知人(猟友会所属)が許可証を見せ、罠を仕掛けてくれた。
その罠には触れた様子もないアナグマであった(内心は捕まらないでくれと願っていたのだが)。ある日の夕方、縁側の床下が騒がしてので、覗くと二匹が換気口から出たり入ったりで夜間外出の準備中であった。
あわててデジカメを持ってきて闇雲に数十枚シャッターを切った挙句の二枚が次の写真である。
それから幾日か過ぎた。何故か物音もしなくなっていた。近所の人から「下の道路でハクビシンが轢死していた」と聞いた。「それはハクビシンではなく、アナグマですよ」と知らせた。たまたま今日は、通勤途上でアナグマの轢死体を見た。昔一度見ただけの動物だったのに。
ムジナとも呼ばれ、夜行性でもあるために中々見る機会の無いこの動物が、一気に見られるようになるとは。まさに、「ちょっと変だぞ・・・」の部類なのだろうか。
岡山営業所・独憂
Posted by
西日本技術の環境調査員
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07:28
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