2012年05月07日

江戸一目図屏風


岡山県北、美作国(作州)の中心地である津山市。
かつての市役所の庁舎が現在は、津山郷土博物館となっています。

江戸一目図屏風

東京で、スカイツリーの完成が近づいた頃、ある一枚の屏風絵が話題になったこと、ご存知でしょうか。理由は、ある方向の視界が屏風の鳥瞰図と大変類似しているというものです。
それが、津山郷土博物館所蔵の「江戸一目図屏風(えどひとめずびょうぶ)」です。

江戸一目図屏風

現在、こちらの博物館で展示されていますが、複製です。では本物はというと、「江戸東京博物館で開催の都市と塔をテーマにした特別展を皮切りに、5月から大阪市歴史博物館で始まる同巡回展でそれぞれ4週間ずつ展示。秋には仙台市博物館でも紹介される予定で、1年で関東、関西、東北の主要都市を一巡する。」らしいのです。

スカイツリーは、4月17日に報道等対象に内覧会が開催されたようです。
テレビや新聞さらに各種ホームページなどで見られた方もいらっしゃると思います。

こちらの地方紙、『山陽新聞』の同日の電子版に次のように紹介されています。

【 5月22日に開業を控えた東京スカイツリー(高さ634メートル、東京都墨田区)が17日、完成後初めて報道陣に公開された。

高さ350メートルの「天望デッキ」では、津山郷土博物館(津山市)が所蔵する「江戸一目図屏風」(岡山県重要文化財)の実物大複製パネルが初披露された。

津山藩絵師、鍬形蕙斎(くわがたけいさい)が1809年に描いた同屏風(縦176センチ、横353センチ)は、スカイツリーから西方向の眺望と似ており、依頼を受けた同博物館が画像データを提供。特殊な和紙に印刷し、屏風の形をしたガラス板に挟んで仕上げている。

入場者は天望デッキのエレベーター出口横で屏風に対面。富士山や隅田川、江戸城(皇居)の位置を確かめながら、江戸期の街並みと現代の東京を見比べることができる。

雨天など視界不良時に上映する縦2メートル、横10メートルのパノラマ映像「江戸一目図漫遊記」(約6分)も披露。画像のデジタル処理によって屏風の風景が立体的に浮かび上がり、武士や町民が動く。遊覧飛行気分も味わえる。・・・。 】

内覧会は、『時事ドットコム 地上450メートルの展望台「天望回廊」初公開=東京スカイツリー内覧会』等で、動画として見ることができ、屏風とパノラマ映像も少し出てきます。

さらに、こちらの地方紙『山陽新聞』(4月15日)に次のような記事も掲載されました。字が小さくて申し分けありませんが、見出しを御覧ください。
要は、屏風に書かれている地名が、今までは273箇所が特定できていたが、津山郷土博物館で540箇所を特定し、今後さらに増える可能性があること、5月頃に解説本が発刊されるということが書かれています。

江戸一目図屏風

さて、津山市観光協会では、次のようなミニチュア版を作成して販売していましたが、残念ながら完売でした。ただし、現在増刷中(発売時期未定)とのことで、是非とも手に入れたいと思っています。

江戸一目図屏風

さらに、来年は美作国建国1300年にあたり、記念事業が計画されています。
それもあってかどうか、この夏には“出張!なんでも鑑定団!in津山”の収録とか。

こちら美作では、静かな歴史的盛り上がり?を見せています。

                                         岡山営業所 独憂

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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) 暮らし
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