2008年07月17日
がんばれ!水道技術者Ⅱ
<日本のODA>
祇園祭りだ!!! 佐藤勇人(元千葉)、柳沢(元鹿島)、水元(元G大阪)移籍組が頑張りました。!!
NGC移籍組 がんばれ!””
サンガ2-1鹿島 首位鹿島が京都サンガに蹴られました。
祇園祭だコンチキチン。。。。。。
サンガが勝った勢いに 再度、水道技術者に応援メッセージ
日本の水・衛生分野のODA援助額は世界一の2,000億円。これは2位のアメリカの2倍。しかし、この分野の仕事は欧米系の企業が受注しており、日本の膜メーカーが下請けとして入っている程度です。日本の企業には水道事業を経営している実績がなく、国際入札に参加しているのは商社だけです。日本の税金で外国企業が潤う構図になっています。
これに対して、水道事業全体のシステムをオールジャパンで受注しようとする動きが出ています。この動きに対応できるかどうかが、会社や技術者の今後を左右します。
<日本の競争力>
日本の水道は高コスト体質の「日本仕様」とされており、世界で戦うには不十分。また、技術的にも横並びで新しいマーケットで勝ち抜く開拓力はありません。しかし、日本の競争力は「飲める水道水」を給水すること。日経ビジネスでは、北九州市の協力によってカンボジアのプノンペン市の水道は飲用が可能になった話をまとめています。蛇口から「飲み水が出てくる」。日本では当たり前のことであっても、世界では高水準の水道。日本の輸出産業は高い技術と品質で世界の市場と戦っていますよ。水道でも同じことです。
<経済問題になる水>
京都議定書が採択されて10年あまり。当時、二酸化炭素の排出については環境団体や国際機関が温室効果ガスの削減を訴えても、だれも動かず。しかし、排出権取引など経済問題に発展すると急激に動き出す。
水も同じで、バーチャルウォーター(仮想水)の概念による市場原理が導入されると、水はコストとして意識されるようになり、大きな経済問題になります。
食糧に形を変えて水を輸入している日本にとって、この経済問題は油よりも生活に及ぼす影響は直接でその規模は大きい。同時に国際問題へと発展します。ここで、水処理等に強い水道技術者の持っている技術が大きく見直されることになります。
金融商品を見ても水関連企業への投資は盛んです。例えば、日興アセットマネジメントが運用している「グローバル ウォーター ファンド」など世界の水関連企業を対象にしたあるくらいです。水道技術者は水道が成長産業であることを認識すべきです。
<何をすべきか>
日本の水道技術者が決定的に不足していることは技術ではありません。足りないのは語学力。そのために技術的なニーズのあるところで仕事ができません。少し前、日本の企業をリストラされた技術者が韓国企業や中国企業に移り、現在、その外国企業が日本の前に立ちはだかることを書きました。この人たちの多くは海外出張の経験も多く、言葉の障壁は低いと考えていました。しかし、国内需要だけで仕事をしてきた水道技術者にとっては、外国語の習得は苦痛かも知れません。しかし、将来の水道国際化に向けて準備は必要です。
さらに加えると、日本の水道技術は行政主導できわめて重装備の構造になっています。世界を相手にする場合、日本の基準=世界基準ではありません。まして、民間企業の基本は「安くて品質がよい」ことですから、経済原則を重視した技術が求められます。
水道の技術者は、世界に出ると活躍する場は無限にありますよ。「21世紀は水の世紀」ですから
Posted by
西日本技術の環境調査員
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07:26
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