2008年09月10日

滋賀の下水道


今日、9月10日は下水道の日です。これから出社しますが、たぶん駅では下水道課の人たちがティシュ配り。今日は滋賀県の下水道について考えて見ましょう。
滋賀県の下水道人口普及率は83.5㌫で全国第7位。農業集落排水施設(8.1㌫)、合併処理浄化槽(5.2㌫)を含めた汚水処理人口普及率は96.7㌫となっています。
滋賀県の汚水処理整備は、ほぼ終わり。しかし、滋賀県の流域下水道の計画と実施については、賛否がありました。

<滋賀県民の下水道の満足度>
少し古い資料(2003年)になりますが、市民満足学会が全国の下水道について満足度を調査しています。全国ランクで見ると滋賀県民の下水道満足度は47都道府県中で14位。下水道への不満と満足を見てみましょう。

<下水道への不満>
滋賀県民の下水道への不満は次のとおり。47都道府県中の順位。
・ 老朽化による取替工事にあわせて、電線の地中化が進められている(47位
・ 下水道管きょが光ファイバー通信網などに活用されている(43位
・ 下水道料金が安い(35位

<下水道は満足>
・ 工事内容・工事期間などが明示されている(5位
・ 大雨の時、下水が処理されて川などに流れる(7位)
・ 排水処理施設が公園、運動施設など多目的に利用されてい(8位)

下水道の役割や目的については概ね満足しているようです。特に、何かと苦情の多い下水道工事では、工事周辺住民への連絡は十分に行われていたことが読み取れます。処理施設の利用については概ね満足の結果が出ています。
一方、管路施設の利用については、電線の地中化に対する満足度が全国最下位。光ファイバーの管内敷設も下から5番目となっており、管路施設の利用が求められているようです。
また、下水道料金についても満足度は低いものとなっています。

下水道料金は値上げ
先日、京都新聞が京都・滋賀の公共料金の値上げ市町を調査しています。2007年から2011年にかけて下水道使用料の値上げを実施・検討している滋賀県の市町は次のとおり。
大津市、長浜市、近江八幡市、栗東市、甲賀市、高島市、安土町、愛荘町、湖北町、余呉町
値上げの理由は、実質公債費比率の採用(自治体の普通会計と公営企業の連結決算)で隠れ借金のあぶり出された結果です。なお、今月中には19年度の新しい数値が発表される予定です。自分の住んでいる市町の財政状況について注目です。

タグ :滋賀下水道

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Posted by 西日本技術の環境調査員 at 07:28 │Comments( 0 ) 滋賀
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