2008年04月09日
滋賀県の地下水調査
滋賀県の19年度地下水調査結果が発表されました。調査結果はこちら
滋賀県では陸域を2kmメッシュに切り、5年間のローテーションで264地点を一巡するように地下水調査を行っています。19年度の調査対象は大津市、草津市、長浜市、甲賀市、高島市、東近江市、安土町、愛荘町でした。
<硝酸性窒素と亜硝酸性窒素>
65調査地点のうち、6地点で環境基準を上回る数値が検出しており、このうち新しく2地点が基準値を超過する数値が確認されています。この2地点とも硝酸性窒素と亜硝酸性窒素が基準値を超過しています。硝酸性窒素と亜硝酸性窒素は、畑にまかれた肥料によって地下水環境に大きな影響を与えます。経験的には果樹園跡、葉物類を栽培した跡地から、高濃度の硝酸性窒素と亜硝酸性窒素が検出されています。
<重金属や微量有機化学物質だけではない>
土壌汚染や地下水汚染は、重金属や微量有機化学物質だけのような印象があるのですが、実際は農業系が原因となった汚染も含まれています。また、滋賀県では自然的原因の可能性が高いとされる砒素、ふっ素、ほう素は基準値を超えることがあります。
<地下水の水質検査>
滋賀県では、地下水の飲用について11項目の水質検査を行うことを推奨しています。しかし、砒素、ふっ素、ほう素などは検査項目に含まれておりませんので、ご注意を!
滋賀県では陸域を2kmメッシュに切り、5年間のローテーションで264地点を一巡するように地下水調査を行っています。19年度の調査対象は大津市、草津市、長浜市、甲賀市、高島市、東近江市、安土町、愛荘町でした。
<硝酸性窒素と亜硝酸性窒素>
65調査地点のうち、6地点で環境基準を上回る数値が検出しており、このうち新しく2地点が基準値を超過する数値が確認されています。この2地点とも硝酸性窒素と亜硝酸性窒素が基準値を超過しています。硝酸性窒素と亜硝酸性窒素は、畑にまかれた肥料によって地下水環境に大きな影響を与えます。経験的には果樹園跡、葉物類を栽培した跡地から、高濃度の硝酸性窒素と亜硝酸性窒素が検出されています。
<重金属や微量有機化学物質だけではない>
土壌汚染や地下水汚染は、重金属や微量有機化学物質だけのような印象があるのですが、実際は農業系が原因となった汚染も含まれています。また、滋賀県では自然的原因の可能性が高いとされる砒素、ふっ素、ほう素は基準値を超えることがあります。
<地下水の水質検査>
滋賀県では、地下水の飲用について11項目の水質検査を行うことを推奨しています。しかし、砒素、ふっ素、ほう素などは検査項目に含まれておりませんので、ご注意を!
Posted by
西日本技術の環境調査員
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07:07
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土壌・地下水汚染